16日午前9時頃、韓国南西部・珍島周辺海域を航行中の旅客船「セウォル号」(6825トン)が遭難信号を出した。
旅客船には乗員乗客476人が乗船。同船は傾いた後、沈没した。韓国政府の緊急対策本部などによると、船舶運航会社の20代の乗員女性1人と、男性1人
の計2人が死亡し、13人が重軽傷を負った。午後1時20分現在、乗員乗客368人が救出されたが、100人以上の行方がわからず、韓国の海洋警察庁や海
軍の特殊部隊が救出活動を続けている。
乗客のうち約325人は京畿道安山市の高校の修学旅行生で、管轄する京畿教育庁などが生徒の安否確認を進めている。在韓日本大使館によると、日本人の乗客は確認されていない。
運航会社などによると、旅客船は15日夜、済州島に向けて、韓国北部の仁川港を出港。午後6時半の出港が、霧の影響で、午後9時頃に変更されていた。
韓国メディアは、救助された乗客が遭難前、「船の前部に衝撃があった」「大きな音がした」と話したと報じており、何らかの物体に衝突して座礁した可能性がある。
救助された乗員の男性は読売新聞スタッフの取材に、旅客船が右に急旋回した後、横倒しになったと話している。この乗員は、出港が遅れたため、通常の航路を変更し、済州島までの距離が短縮される本土寄りの航路を通過していたとの見方を示した。
事故を受け、朴槿恵大統領は、「旅客船の船室やエンジン室まで徹底的に確認を」と救助に最善を尽くすよう指示を出した。
現場には、周辺海域に居合わせた商船や釣り船も駆けつけ、海に飛び込んだ乗客らの救助に当たっている。taobao
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