「妻口座に残金5億」と修正
化粧品販売会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長(73)から計8億円を借り入れた問題の責任を取り、7日に代表辞任を表明したみんなの党の渡
辺喜美氏(62)。記者会見で「責任は全て私にある」と潔さを強調したが、借入金に関する以前の説明を相次いで修正。残金が妻の口座に残っていたことなど
を明らかにし、「妻が…」を連発。地元からも失望の声が上がった。
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「ご心配、ご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」。午後5時前、国会内で記者会見に臨んだ渡辺氏は冒頭、詰めかけた100人を超す報道陣らの前
で、同僚議員らに向け謝罪の言葉を述べた。一方、8億円の借り入れについては「法的には全く問題ない」と繰り返し、議員辞職をきっぱりと否定するなど、一
貫して強気の姿勢を崩さなかった。
「政治資金規正法、公職選挙法に照らして何ら問題がない」。会見に紺のスーツ姿で登場した渡辺氏。会見の最中は眼鏡をはずしたり、身ぶり手ぶりを交えて説明を続け、時には笑顔をのぞかせるなど余裕をみせる場面もあった。
しかし、8億円の使途などについては、前回3月27日の記者会見での説明を大幅に修正した。
前回は、使途について「純粋に個人として借り、選挙資金や政治資金としては使っていない」として、例として「酉の市の熊手」を挙げるなどしていた。しか
し、この日の会見では「主に党への選挙関係費用や情報収集費用として使った」と変更した。8億円を党勢拡大の「軍資金」「虎の子」とも表現した。
また、これまで「手元にない」としていた借入金の残金についても、妻の口座に約5億円分が残っていたと明らかにした。渡辺氏は「妻は私よりも保守的な
(金の)管理をする。私は政治家だから(金が)近くにあるとすぐに使っちゃうので、妻の口座に入れておいた」と説明。過去にも同様に妻の口座で資金管理し
ていたという。
ただ、渡辺氏は借り入れが個人的な政治資金でないことを強調、前東京都知事の猪瀬直樹氏(67)の5千万円受領問題とは違うとアピールした。
議員辞職や離党について質問が及ぶと、渡辺氏は「ございません」と強い調子で否定。今後は「一兵卒として邁進(まいしん)する」「保守の改革路線を改めるわけではない」と、これまで通り議員を続ける意向を示した。
「(借金返済のため)金策に走り回っていた」とも述べた渡辺氏。吉田会長については「多額の資金を融通していただき感謝している」と淡々と語ったが、会
見終盤では「やいばを突きつけられた」などと述べた。「次の予定がある」として約1時間で会見を打ち切り、足早に黒のワゴンに乗り込み国会を後にした。タオバオ代行
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